強いイタリア代表が戻ってきた 再びの“黄金期”を期待させる若き実力者たち

EURO2020を制したイタリア photo/Getty Images

EURO2020でも見せた安定感は確かなもの

ネーションズリーグ準決勝・スペイン戦にて連勝記録はストップしたものの、イタリア代表は相変わらず安定している。来年のワールドカップでも優勝候補の一角となるのは間違いないだろう。

10日にはネーションズリーグの3位決定戦にてベルギー代表と対戦し、2-1で勝利。このゲームでもそうだが、今のイタリアは若い選手が結果を出せている。

EURO2020制覇の立役者となったGKジャンルイジ・ドンナルンマ(22)は今後10年にわたってイタリア代表のゴールを守るはずで、世代交代の心配は当分必要ない。

ベルギー戦では最終ラインにインテルDFアレッサンドロ・バストーニ(22)が入っていたが、バストーニもすでに代表の主力になれるセンターバックだ。ジョルジョ・キエッリーニの後継者として信頼できる。

中盤ではEUROで一皮剥けた感のあるインテルMFニコロ・バレッラ(24)、ユヴェントスMFマヌエル・ロカテッリ(23)がこのゲームでも躍動。イタリアの中盤には他にもジョルジーニョ、マルコ・ヴェッラッティら実力者が揃っており、ここの層はかなり厚い。

さらにベルギー戦ではローマMFロレンツォ・ペッレグリーニ(25)も先発。ペッレグリーニはEUROこそ参加できなかったが、今季はジョゼ・モウリーニョ率いるローマで好パフォーマンスを見せている。こちらも代表でスタメンを狙える実力者だ。

前線ではチーロ・インモービレ、アンドレア・ベロッティの後継者候補として、21歳のサッスオーロFWジャコモ・ラスパドーリがベルギー戦に先発。途中からはユヴェントスFWモイーズ・キーン(21)も出場した。センターフォワードの世代交代へこの2人にかかる期待は大きい。

『90min』も若手が育っている点を高く評価しており、上手くいけば今後数年間は世界トップレベルを維持できるはず。EURO制覇から強いイタリアが戻ってきた印象があり、来年のワールドカップでも優勝候補としてのハイレベルなパフォーマンスに期待だ。

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