彼らのピークは既に過ぎてしまったのか UEFAネーションズリーグ4位で終わったベルギー

デ・ブライネは未だにトップだが、フランスやスペインには追い付けないか photo/Getty Images

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今後はどうなるか

先日行われたUEFAネーションズリーグ。イタリア、スペイン、フランス、ベルギーの4ヵ国が戦い、ファイナルではフランスが勝利して幕を閉じた。レ・ブルーは約3ヵ月前のEURO2020ではベスト16で姿を消しており、この復活に驚いたサッカーファンも多いのではなかろうか。

このように有力なチームが集まった中で結果を出したフランスとは逆に、2敗でこの代表ウィークを終えたベルギー代表。欧州選手権やW杯では常に優勝候補として名が挙げられる赤い悪魔だが、ここ最近では良い結果を残せていない。

EURO2020ではポルトガル代表を倒すも、ラウンド8で優勝国であるイタリアに敗戦。今回のネーションズリーグではそのアッズーリと再戦するも、リベンジ敵わず1-2で黒星を喫している。

その要因に挙げられるとすればメンバーのアップデートの少なさか。後方に関してはヴァンサン・コンパニが抜けた穴にジェイソン・デナイエルやデドリック・ボヤタを起用しているが、以前のような迫力もない。コンパニの脇を固めていたヤン・フェルトンゲンとトビー・アルデルヴァイレルトも既に5大リーグを離れており、守備力は落ちている。これは前線も同じだ。

また、堅守速攻の攻撃パターンも代わり映えがない。前線のケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクは相変わらずの力を持つが、エデン・アザールはキャリアの過渡期であり、攻撃力も低下してしまっている。

黄金世代がピークのベルギー代表といわれているが、もしかすると既にそのピークは過ぎてしまったのかも知れない。UEFAネーションズリーグでも分かった通り、イタリア、フランス、スペインの3ヵ国がずば抜けており、彼らにイングランド、ドイツ、ブラジル、アルゼンチンを加えた7ヵ国が次回のワールドカップ・カタール大会の大本命か。

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