ようやく今季プレミア初得点でも心配無用? ケインにエンジンが掛かるのはこれからだ

ニューカッスル戦で今季プレミア初得点を決めたケイン photo/Getty Images

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過去には似たような例も

2021-22シーズン、第6節終了時点でまだプレミアリーグにおける得点がなかったトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン。カップ戦では出場4試合ですでに6ゴールを挙げていたのだが、リーグ戦における予想外のスロースタートに一抹の不安を抱いていたファンは少なくなかったことだろう。

しかし、現地時間17日に行われた第7節ニューカッスル・ユナイテッド戦で、ようやくケインには待望の今季プレミア初ゴールが生まれた。少し遅れての一発目となったが、彼はここからようやくエンジンを掛けてくるのだろうか。

過去のデータを見てみると、その可能性は大いにあると言っていい。これまで長きにわたってプレミアで得点を量産してきた同選手だが、意外にも開幕からしばらく得点がなかったケースというのは何度か存在する。なかでも注目しておきたいのは、2014-15シーズン。同シーズンのケインは今季と同様に開幕からのリーグ戦6試合でゴールを奪えていなかったものの、最終的には21ゴールを奪っているのだ。
加えて、それより1試合多く無得点が続いていた2015-16シーズンも、ケインは最終的に25得点を挙げてプレミア得点王に輝いている。こうしたデータを見てみると、彼が元来スロースターターの気質も持ち合わせていることは見て取れるだろう。近年こそ早い段階でシーズン初得点を決めていた同選手だが、開幕からなかなかゴールの生まれない状況が発生したというのは決して今季だけではない。

少し遅いリーグ戦初得点となった2021-22シーズンのケインだか、終わってみれば今季も20得点以上決めていたなんてことは大いにあり得る。はたして、ここからケインはどれほどの得点を積み重ねていくのだろうか。スパーズのエースにエンジンが掛かってくることに期待したい。

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