C・ロナウド、サンチョ、ポグバ擁するも“個の集合体”でしかない マンUに欠けるまとまり

C・ロナウドも復帰したが…… photo/Getty Images

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組織として機能するかは別問題

今夏にクリスティアーノ・ロナウド、ジェイドン・サンチョ、ラファエル・ヴァランを加えたマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアでもトップレベルのタレント力を誇っている。

しかし、思うような結果が出ない。16日にはレスター・シティに2-4で敗れてしまったが、この敗北について英『90min』はチームが組織としてのまとまりを欠いていると指摘している。

この表現は妥当だろう。ロナウド、サンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、成長してきたメイソン・グリーンウッド、マーカス・ラッシュフォード、ポール・ポグバと攻撃面のタレントは実に豪華で、ラインアップを見るだけでサッカーファンを興奮させるインパクトがある。
ただ、それがチームとして機能するかは別の話だ。現段階では個の集合体でしかないとの評価で、タレント力を100%活かせているわけではない。

最前線に構えるロナウドも得点力は抜群だが、若い頃に比べると出来るプレイは限定されてきている。以前マンUに所属していた時のような派手なドリブルやミドルシュートは期待できず、ゴール前にチャンスボールを送ってもらわなければネットを揺らせない。チームとしてのチャンスメイクが重要なのだ。

サンチョも全コンペティション合わせて移籍後10試合プレイしたが、未だに得点とアシストが1つもない。プレイタイムが制限されている影響もあるだろうが、まだチームとしてサンチョの活かし方が見えていないことが大きい。

今回の敗戦で指揮官オーレ・グンナー・スールシャールへの風当たりはますます強くなっているが、スールシャールは個の集合体を組織としてまとめられるのか。それが難しい場合は指揮官交代も検討すべきだ。

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