このままではバイエルンに挑めない ドルトムントは8試合“14失点”の守備を改善すべし

この状況に対してローゼ監督はどのような手を打ってくるか photo/Getty Images

攻撃陣はリーグ屈指の破壊力も……

優れた攻撃陣を擁する一方で、守備の方はどこかピリッとしない。今夏シュツットガルトから新たにGKグレゴール・コベルを獲得するも、2021-22シーズンのドルトムントにそんな感情を抱いている人は決して少なくないのではないだろうか。

ここまでブンデスリーガ8試合を終えて、チーム失点数は「14」。攻撃陣の爆発で順位こそ2位をキープしているものの、この失点数は現時点においてリーグで4番目に多い数字というのだから驚きだ。首位のバイエルン・ミュンヘンが堅実なサッカーを披露しているのに対して、ドルトムントの試合はかなり大味となってしまっている。2011-12シーズン以来のマイスターシャーレを目指すにあたって、これは早急に改善しておきたい部分と言えるだろう。

「今の状況が続くようなら、ドルトムントはバイエルンのライバルにはなり得ない。すでに今季14ゴールを奪っている彼らだが、大きな成長は見られないよ。これまでとあまり変わっておらず、依然としてバイエルンを脅かす存在ではないと言える。たしかにハーランドは素晴らしいストライカーだが、それだけでは優勝できないのがフットボールというものだよ。まず彼らはあの守備をどうにかしなければならない」(独『Sport 1』より)

元ドイツ代表MFのシュテファン・エッフェンベルク氏も、現状のドルトムントならばバイエルンの脅威にはなり得ないとこのように主張する。やはり、ドルトムントは早急に守備の問題解決に取り組むべきなのだろう。そろそろバイエルンに肉薄するドルトムントの姿を見たいだけに、マルコ・ローゼ監督がどのような手を打ってくるかに注目したいところだ。

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