C・ロナウドを最大限生かせるのはカバーニか 約束事の少ないチームを成り立たせる影の貢献者

カバーニのサポートがあってこそC・ロナウドが輝く photo/Getty Images

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アタランタ戦でもアシストを記録

先日行われたマンチェスター・ユナイテッド対アタランタの一戦は、3-2でマンUが勝利を収めている。この試合では前半に2失点を喫しており厳しいかと思われたが、終盤にクリスティアーノ・ロナウドがゴールを決めて逆転に成功している。C・ロナウドは前節ビジャレアル戦に続いて2試合連続で決勝点を奪っており、さすがの決定力といったところだ。

このようにポルトガル代表FWの活躍で白星を獲得した赤い悪魔だが、後半の途中からピッチに入ったFWエディソン・カバーニの働きが光っていた。

左サイドハーフに入ると、C・ロナウドが空けたスペースに飛び込み好機を演出している。ポルトガル代表FWはスタートが9番の位置だが、サイドや少し降りてボールを受けるなど他ポジションに流れることが多く、それをカバーニが生かして攻撃を活性化させている。カバーニが入る前は誰がC・ロナウドが空けたスペースに飛び込むかが明確ではなく、ただ前線に人がいないゼロトップのような形になっており、そういったところの整備が今後は必要になる。

また、カバーニが入ることで相手を押し込んだ際はボックス内に2人のストライカーがいることになり、攻撃力が増している。ハリー・マグワイアの同点弾もニアサイドにDFが引っ張られており、イングランド代表DFも楽にシュートを放っている。

決定力のあるC・ロナウドをイマイチ生かせていないマンUだが、彼を最大限サポートできるのはカバーニであり、今後はどのように共存させていくのかが楽しみだ。

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