シャビならメッシ抜けたバルサをどう変える? カギはウイングとセンターフォワードに

バルサ行き噂されるシャビ photo/Getty Images

攻撃面は補強が不可欠か

現在バルセロナではロナルド・クーマンに代わってクラブOBのシャビ・エルナンデスが近いうちに指揮官へ就任するのではないかと噂されているが、シャビが就任した場合はどのようにチームを変えてくるだろうか。

今節はバレンシアに勝利したが、今のバルセロナが理想から程遠い状態にあるのは明らかだ。攻守両面でテコ入れが必要だろう。

スペイン『El Nacional』はシャビがいくつか補強リクエストを出すはずと見ているが、まずはセンターフォワードだ。

今夏にはセルヒオ・アグエロ、ルーク・デ・ヨングを加えたものの、満足は出来ないだろう。アグエロはすでにベテランの領域に入り、ルーク・デ・ヨングに関してはバルセロナが求めるレベルのセンターフォワードとは考えにくい。それこそドルトムントFWアーリング・ハーランドのような一流ストライカーが必要だ。

続いてはウイングだ。左にはアンス・ファティ、メンフィス・デパイがいるが、右はリオネル・メッシの退団が大きく響いている。同メディアはシャビが[4-3-3]を軸にすると見ており、ドリブルで幅を取れるウイングは必要不可欠。

ウスマン・デンベレは候補に挙げられるが、同メディアはシャビが求めるポジショナルプレイにデンベレは合わないと指摘。戦力とはカウントされていない。右のウイングも重要な補強箇所か。

サイドバックも補強ポイントだ。右にセルジーニョ・デスト、左にはジョルディ・アルバがいるものの、アルバは32歳。世代交代も見据えなければならない。シャビの理想としてはダニエウ・アウベスのように攻撃面で存在感を発揮してくれるサイドバックが欲しいだろう。

やはり補強のポイントはメッシが抜けた攻撃陣か。バルセロナの哲学を取り戻しつつ、得点力を上げていかなければならない。ファティ、ぺドリ、ガビら若手が出てきているのは好材料で、シャビが就任する場合は彼らを軸にウイングとセンターフォワードに手を加える形で戦うことになるか。

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