もう純粋なドリブラーではない 新たな得点パターンで進化を続ける汰木康也

2ゴールで勝利に貢献した汰木 photo/Getty Images

J1で初の1試合2得点を記録

明治安田生命J1リーグ第33節で浦和レッズは柏レイソルに今季最多となる5ゴールを決めて勝利した。この試合で2得点を決めたのが汰木康也だ。リカルド・ロドリゲス監督の下で成長を続ける26歳が浦和で大きな存在感を示している。

試合が動いたのは15分、中央から縦パスで崩していくとキャスパー・ユンカーのパスに反応した汰木がゴールを決めて先制点をマーク。さらに22分にはクロスボールのクリアを拾うと得意の角度から右足を振り抜いて2得点を決める。

J1では自身初の1試合2得点を決めた汰木。浦和に加入して3年目を迎えるドリブラーは今季指揮官の下で大きく躍進している。もともと左サイドからのカットインでゴールを決める形は大きな武器だった。

今季はそれに加えて得点パターンが増えているのだ。先制点のような斜めに動いて中央へと侵入したり、逆サイドからのボールに守備をかいくぐってヘディングで得点を決めるなど、大きな成長を見せている。ドリブルは一級品だった汰木だが、リカルド・ロドリゲス監督によってドリブル以外の武器も身に付けようとしている。

指揮官との出会いによって選手のプレイスタイルも大きく変わってくるだろう。汰木はさまざまな得点パターンからゴールできるサイドアタッカーに進化しているのだ。

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