右SBとして高評価も ニコラ・ペペとの相性改善に務めたい冨安健洋

サカとのコンビが好評の冨安健洋 photo/Getty Images

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サカと比べるとまだイマイチだ

アストン・ヴィラに3-1で勝利し、2試合連続でのドローから抜け出したアーセナル。この試合ではピエール・エメリク・オバメヤンとアレクサンドル・ラカゼットの2トップが非常に機能しており、強いガナーズが見られた。

また、この試合では日本代表のDF冨安健洋の活躍が光った。今夏の移籍市場でイタリアのボローニャから加わった冨安。加入直後のノリッジ戦から右サイドバックとして固定で起用されており、ミケル・アルテタ監督からの信頼の高さがうかがえる。

この試合でも右SBとして先発を果たすと、右サイドハーフのブカヨ・サカと共に右サイドを制圧。得点に関与することはなかったが、持ち前の安定感を発揮し、チームの勝利に貢献している。更に冨安が初出場となったノリッジ戦からチームは6戦無敗であり、冨安の不敗神話は未だ続いている。

このようにイングランドでも高い評価を得ている冨安だが、やはりサカと右サイドでコンビを組む際はある程度パフォーマンスが安定しているといえる。この試合でもサカのボールロストや単純なミスが少ないことが影響したのか安心して攻撃参加できている。

しかし、クリスタル・パレス戦のようにニコラ・ペペと組む際は彼のロストも影響し、カウンターを受けることが多い。また、これは指揮官からの指示なのかペペを前線に置く際はボランチのように振舞うことも多く、冨安の強みが生かされていない場合がある。

高い評価は得ているものの、ペペと右サイドを組む際は自身の強みを完全に出しきれていない冨安。今後もある程度ペペとコンビを組むことが予想されるため、相性を改善する方法を探りたいところだ。

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