サネ、スターリングからグリーリッシュ、ジェズスへ 時代とともに変化するマンCのウイング像

今のマンCを象徴する3トップ photo/Getty Images

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スターリングは出場機会を得るのに苦労している

プレミアリーグ第10節マンチェスター・シティ対ブライトンの一戦が行われ、4-1でマンCが勝利を飾っている。リーグテーブル3位と4位の対戦であり、ブライトンが白星を挙げれば順位が入れ替わる一戦だったが、プレミア王者が強さを見せつけるゲームになった。

バーンリー戦からの連勝を2に伸ばしたマンCだが、この試合でも前線の3トップが光っている。得点シーンに関しても彼ら3人とベルナルド・シウバでカウンターを成立させており、前半だけで試合を決めてしまう出来であった。また、守備でも献身性が高くブライトンの左サイドでマルク・ククレジャが目立たなかったのはガブリエウ・ジェズスの守備が機能していた証拠だ。

このように攻守において機能した3トップだが、少し前まではレロイ・サネやラヒーム・スターリングのようなスピードタイプの選手を採用していた。今ではそういったタイプではなく、ジャック・グリーリッシュのようなテクニックタイプや、ジェズスのような万能性のある選手に移行している。これはマンCに対する相手の守備の変化ともいえるが、やはりプレイの幅が広い選手を指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが好んで選んでいるのだろう。ジェズスに関しても守備に注目されがちだが狭いエリアを脱出する足技を持っており、どこか窮屈になってしまうサネやスターリングとは違う選手だ。

スピードスターではなく、狭いエリアを攻略できるテクニシャンをサイドに置くようになったペップ。現状ではサイドアタッカーをチームは必要としていないが、今後獲得するとすればテクニックがありつつ、プレイの幅が広い選手を補強することになりそうだ。

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