今季のブライトンは本当に強い マンCをも苦しめた彼らの武器とは

大きな差を付けられてしまったが、マンC相手に自分たちの強みを見せたブライトン photo/Getty Images

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前半でリードしていなければ危なかったか

プレミアリーグの3位と4位の直接対決となったマンチェスター・シティ対ブライトンの一戦は4-1でマンCが白星を掴んでいる。

ブライトンは敗戦となったが、そこまで悲観する内容ではなく、プレミア王者相手に真っ向から勝負を仕掛けている。最終的にはアタッキングサードでの差が出た試合となったが、今後に期待できるゲームであったことは間違いない。

マンC相手にも互角以上にやり合っており、非常に見応えのある90分であった。前線からハイプレスを仕掛けており、マンCのビルドアップを狂わせている。特に後半は前線のプレスが剥がされたとしても後方から出足の早い守備で相手を潰しており、カウンターにつなげていた。データサイト『WhoScored.com』によればブライトンのインターセプト数は合計で12回となっており、マンCがどれだけ苦労したかが分かる。更にどの選手もミドルサードでの寄せが早く、後半は主導権を握っている時間が多かった。

しかし、4失点中の3失点は不用意なロストや、多くの選手が攻め上がり後方が手薄になった状態でのカウンターを仕留められており、まだまだ改善する必要がある。

ここで一番の問題となるのは、やはりアタッキングサードでの質だ。後半はミドルサードで多くのインターセプトを見せ、マンCを自陣に押し込んでいる。しかし、枠内シュートは5本と少なく、カウンターが完結していない。特に後半からピッチに入ったタリク・ランプティやエノック・ムウェプは推進力のあるドリブルでバイタルエリアまで進入している。しかし、そこからのラストパスの精度が低く、好機に繋げられていない印象だ。これに関してはその選手のクオリティに依存することになるが、グレアム・ポッター監督はこの問題をどう解決するのだろうか。

マンCに互角以上の戦いを見せるも決定力の差を痛感することになったブライトン。次節はアウェイでのリヴァプール戦だが、勝ち点を持って帰ることは出来るか。

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