ファティ、ヴィニシウスら“クラシコ新時代”の主役たち 急激に伸びる2強の若手

バルセロナの10番を背負うファティ photo/Getty Images

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未来への希望は見えている

レアル・マドリードの方は2018年にFWクリスティアーノ・ロナウドを、バルセロナの方は今夏にFWリオネル・メッシを失うことになり、スペインの2強は新たな時代をスタートさせた。

偉大すぎる2人の穴を埋めていくのは簡単ではないが、ポジティブな要素もある。今季の両クラブでは若い選手の活躍が目立っているのだ。

レアルではついにブラジルの若きFWヴィニシウス・ジュニオール(21)が覚醒。得点を奪えるウイングへ進化しており、ワールドクラスへの道が見えてきている。
さらに同じブラジル人FWロドリゴ・ゴエス(20)もチャンピオンズリーグの方で結果を出しており、このブラジル人コンビが新生レアルの象徴となっていく可能性が高くなってきた。

中盤ではレンヌから加入したMFエドゥアルド・カマヴィンガ(18)が想像以上に早くフィットしており、やはり普通の若手ではない。今夏にカマヴィンガを引き抜けたのは大きい。

レアルではヴィニシウスが覚醒 photo/Getty Images

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クラシコは今後どう変わっていくか

何かと怪我人の目立つサイドバックのポジションでは左にミゲル・グティエレス(20)、右にマルビン・パク(21)がカスティージャのカテゴリーから上がってきており、彼らもバックアッパーとして計算できる。

バルセロナの方ではFWアンス・ファティ、MFぺドリ(18)、さらに今季は17歳のMFガビも指揮官ロナルド・クーマンから信頼を得ており、すでにスペイン代表デビューまで済ませた。ガビの成長速度は想像を超えている。

他には188cmのサイズがあるMFニコ・ゴンザレス(19)、FWユスフ・デミル(18)も出番を得ており、次から次へと若手が出てきているのは大きい。しばらくは我慢の時が続くかもしれないが、彼ら若手が成長すれば1、2年後に大きな夢を描けるはずだ。

レアルにとってはヴィニシウスの覚醒は想定外で、バルセロナの方もガビやニコ・ゴンザレスが定期的に出番を得ていく流れは想像していなかったのではないか。今季の両チームは若手の成長が1つのキーワードになっており、24日のクラシコでは彼らが主役となるかもしれない。新時代のクラシコ幕開けだ。

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