イングランド代表まで登り詰めたが…… デル・アリと共にトッテナムの攻守を支えるはずだった男

カップ戦要員になっているウィンクス photo/Getty Images

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今季プレミアでは1時間しかプレイしてない

元ウルブズ指揮官のヌーノ・エスピリト・サントに監督を任せ、夏の移籍市場では4人の即戦力級プレイヤーを獲得したトッテナム。エースのハリー・ケインもマンチェスター・シティ行きがなくなり、今季は復権できると思われていた。しかし、ここまで5勝4敗と上から6番目に位置しており、順位だけを見れば悪くはないものの、決して内容が良いゲームは多くない。平たくいえばパッとしないのが今季のスパーズだ。

このように悪い流れを断ち切れないスパーズだが、他のビッグクラブと比較した際、既存戦力の成長が少ないように感じる。

特にハリー・ウィンクスやデル・アリは過去イングランド代表に選ばれるなど、期待されていた若手だったが、どちらも直近の代表には招集されていない。

ウィンクスは中盤の底からパスやドリブルで攻撃を押し上げることのできる選手であり、後方と前線を繋ぐことができない今のスパーズにはうってつけの存在だ。しかし、昨季は先発9試合、今季も先発は1試合のみと出場機会を得られていない。21-22シーズンに関してはノリッジからレンタルバックしたオリヴァー・スキップの存在が障害となっているようだ。

そんなウィンクスだが契約は2024年までとなっており、25歳の年齢を考えても移籍を決意すべきか。現状ヌーノ監督のスカッドに入っているようには思えず、直近のウェストハム戦ではベンチ外だ。

英『90min』によればイングランド代表MFはクラブのことは好きだが、プレイしたいとコメントを残しており、ウィンクスに関心のあるエヴァートンやアストン・ヴィラへの移籍も現実的であると報じている。

一時はクラブの中心人物となったが、スタメンに定着することの出来なかったウィンクス。25歳と若いとはいえない年齢になっており、今後の去就に注目が集まる(データは『WhoScored.com』より)。

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