ドルトムントが狙うはもう一人の“ベリンガム” ジュードだけではないバーミンガムの逸材

ドルトムントで兄のジュードと共演となれば面白い photo/Getty Images

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弟も獲得に向かう?

2020年夏にドルトムントへ移籍して以降、目覚ましいスピードでスターダムを駆け上がっているのがイングランド代表MFジュード・ベリンガム(18)だ。彼は今や完全にドルトムントの中心選手となっており、攻守にわたって出色のパフォーマンスを披露している。ティーンエイジャーが見せた予想以上の成長速度に驚いた人は多いだろう。

しかし、ドルトムントのファンはそんな超人的なスピードで成長する若者を、近いうちにもう一度目の当たりにすることとなるかもしれない。実はこのベリンガムには弟がおり、ドルトムントは彼の獲得も狙っているというのだ。

その名はジョーブ・ベリンガム。ジュードより2つ年下の16歳で、現在はバーミンガムのU-18カテゴリでプレイしている。中盤を主戦場とする兄と違い、ジョーブのポジションは左右のウイングとセンターフォワード。今季はU-18プレミアリーグでここまで5試合に出場して3得点を記録しており、すでにカップ戦ではトップチームでもベンチ入りを果たしている逸材だ。
独『Spox』によると、そんなジョーブにドルトムントは今冬にも獲得オファーを提示する見込みだという。今年9月に同選手が16歳の誕生日を迎えたことで、交渉はここから本格化し始めるとのことだ。現在、ドルトムントの前線には多くの優秀な若手タレントが揃っているが、彼らもいつ他のビッグクラブから引き抜きを受けるかはわからない。加えて、前線で複数のポジションをこなせるジョーブ。ドルトムントにとっては、ジュードの弟ということを差し引いても非常に魅力的な選択肢と言っていいだろう。

兄をここまで上手く育成できたとあって、ジョーブ側のドルトムントに対する印象も悪くはないはず。はたして、一躍世界中から注目される存在となった兄に続き、彼もそう遠くない未来にドルトムントでスターダムを駆け上がることとなるのだろうか。兄弟揃ってドルトムントで覚醒することとなれば、非常に興味深いのは間違いない。

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