アンフィールドで未だ“無敗” 赤い要塞を構築する守備の番人

リヴァプールを変えたファン・ダイク photo/Getty Images

プレミアのゲームは落としていない

今やリヴァプールの本拠地アンフィールドはすっかり要塞と化しているが、堅守に大きく貢献しているのがDFフィルジル・ファン・ダイクだ。

他の選手の頑張りも効いているが、やはりファン・ダイクの存在は大きい。以前のリヴァプールは守備が不安定との印象だったが、サウサンプトンからファン・ダイクが加入してからは守備が異様に堅くなった。

何より称賛されるべきは、まだファン・ダイクがアンフィールドでのリーグ戦を1つも落としていないということだ。今季もそれは続いており、今のアンフィールドでリヴァプールを撃破するのはかなり難しい。

国内杯ではアーセナル、WBAに敗れたことがあり、両方のゲームにファン・ダイクは先発している。チャンピオンズリーグ決勝トーナメントではアンフィールドでの延長戦の末アトレティコ・マドリードに敗れたこともある。

しかし、アンフィールドでファン・ダイクが出場したゲームを落としたのはこの3つだけだ。しかもアーセナル戦、アトレティコ戦は90分で決着がついていないゲームで、90分の戦いで負けたのはWBA戦のみ。この安定感がリヴァプールの強みだ。

ファン・ダイクを中心に後方を安定させ、前線は自慢の3トップが躍動する。これで弱いはずがなく、このスタイルが継続する限りリヴァプールは常にプレミアの優勝候補であり続けるだろう。

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