スールシャールが彼のキャリアを奪った ウェストハムで再ブレイクした男の現状

ウェストハムで復活したリンガードのキャリアは明るいはずだった photo/Getty Images

こうなるのであればなぜサンチョを獲ったのか

先日行われたリヴァプール戦で大敗を喫したマンチェスター・ユナイテッド。今季この両チームはプレミアのタイトルを争うクラブといわれていただけに、0-5の敗戦は両クラブの差を表す指標となってしまった。

この結果を受けて指揮官であるオーレ・グンナー・スールシャール監督の進退の話し合いが行われたようだが、ジャーナリストであるファブリシオ・ロマーノ氏によれば、少なくとも31日に予定されているトッテナム戦はまだスールシャール監督がチームを指揮するようだ。どうやら赤い悪魔を指揮した過去を持つアレックス・ファーガソン氏が現指揮官を支持しているようで、まだノルウェー人監督がクラブを去ることはないと思われる。

後任にアントニオ・コンテのような具体的な名前が挙がり解任が本格化したかと思われたが、続投となりそうなスールシャール政権。この結果が今後どのような影響を及ぼすか分からないが、少なくとも現状チャンスを与えられていない選手は今後も起用されないだろう。

例えば、昨季終盤ウェストハムで9ゴール4アシストを記録し、チームをけん引したMFジェシー・リンガードにはまだ光が当たることはなさそうだ。

28歳と若くはないリンガードだが、昨季の活躍は素晴らしくイングランド代表復帰を果たしている。しかし、今季のクラブでは9試合消化してもなお55分の出場時間しか与えられておらず、このままでは代表落選の可能性すらある。シーズン前にスールシャールはリンガードについて「私の計画に入っている」というコメントを残しているが、真意は定かではない。

ウェストハムで再ブレイクし、マンUに戻ってきたリンガード。起用された試合では少ない時間でゴールを挙げており、能力はあるように見えるが、スールシャール政権でチャンスを与えられることはあるのだろうか。

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