BBCに匹敵するクオリティ アンチェロッティのもと成長を続ける新トリオ

ベンゼマを中心とした3トップは強力だ photo/Getty Images

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今後の躍進から目が離せない

ジネディーヌ・ジダンが退任し、新監督にカルロ・アンチェロッティを招聘したレアル・マドリード。その選択は正解だったようでリーグ戦ではここまで1敗と負けが少なく、総得点はリーガエスパニョーラで唯一の20点越えとなる24ゴールを記録している。先日行われたバルセロナとのエル・クラシコでは勝利しており、今季はレアルの年になりそうだ。

このように白星を積み上げている白い巨人だが、特に前線の3トップが好調だ。左ウイングのヴィニシウス・ジュニオールは昨季までの欠点であった決定力不足を克服する兆しを見せており、5得点はチーム2位の数字だ。9番のカリム・ベンゼマもヴィニシウス同様に絶好調。9試合消化時で9ゴール7アシストは異次元の数字であり、33歳のベテランとは思えない勢いを見せる。右ウイングのロドリゴこそここまでゴールはないが、全試合に出場するなど監督からの信頼も厚い。どこか頼りない姿もあったが、エル・クラシコではアシストも記録しており、一皮むけたか。

西『MARCA』でもエル・クラシコで見せた3トップは強烈なカウンターからゴールを奪っており、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルら3人からなるBBCに匹敵すると報じ、アンチェロッティ監督の選手起用を高く評価している。確かに左にヴィニシウスは過去のC・ロナウドに匹敵する勢いを見せており、ロドリゴも今後の成長を考えればベイルと比較できる選手だ。以前の勢いのあったレアルは前線のBBCが好調であり、現在の新たなトリオもチームをけん引できるほどのインパクトを残している。昨季はリーグ、CLと2大タイトルを落としたが、今季は期待できそうだ。

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