足元の技術は明らかに向上している ペップ就任で居場所を失った元イングランド代表GK

古橋と共にセルティックで活躍しているハート photo/Getty Images

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古橋とチームメイトだ

近年のサッカー界ではGKに足元の技術が求められるようになっており、器用な守護神が増えている。特にマンチェスター・シティのエデルソン・モラレスはその冷静さと足元でボールを扱う技術に長けており、チームの攻撃を最後方から支えている。しかし、変化が起これば取り残されてしまう選手もおり、ジョゼップ・グアルディオラがマンCに加入した際のGKジョー・ハートがまさにその例か。

2006年にマンCに加入し、安定したシュートストップでクラブを支えていたハート。11-12シーズンでは後半アディショナルタイムにセルヒオ・アグエロがゴールを決め44シーズンぶりのリーグ優勝を果たしたQPR戦の守護神を務めており、歴史の証人となっている。しかし、ペップが加入するとバルセロナからクラウディオ・ブラボを獲得し、ハートはベンチに追いやられてしまう。その後は出場機会を求めてセリエAのトリノや同じくプレミアのウェストハムやバーンリー、トッテナムを渡り歩き、今季からセルティックに加入している。

セルティックではアンジェ・ポステコグルー監督の信頼を掴んでおり、ここまで10試合に出場。直近のハイバーニアン戦では日本代表の古橋亨梧と共に先発し、3-1の勝利に貢献している。この試合でも3度のセーブを記録するなどシュートストップは健在であり、苦手とされていたビルドアップに参加するなど大きな成長を見せている。指揮官であるポステコグルーはマリノスでそうであったようにGKにも組み立てに参加させることが多く、現状出場機会を得ているということはハートの実力は監督の求めるレベルに達していたのだろう。

ペップのもとでは物足りないとされていたハートだが、セルティックでは古橋と共に先発の座を掴んでいる。イングランド代表復帰は34歳の年齢も考えると難しいが、彼のセービング技術があればセルティックのリーグ優勝も難しくないか(データは『WhoScored.com』より)。

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