GKにプレッシングする“最善のタイミング”とは? マネが見せた幻の3点目

1得点を記録したマネ photo/Getty Images

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ゴールもハンドで取消しに

プレミアリーグ第10節でブライトンと対戦したリヴァプールは、2-2のドローで引き分けた。この試合で幻のゴールとなったサディオ・マネの3点目は、非常にハイレベルなプレッシングからのプレイだったといえる。

2点をリードしたリヴァプールに対して、追いつくためにボールを保持しながら攻勢を仕掛けるブライトン。33分にはブライトンが自陣ゴール前でボールを回すとGKロベルト・サンチェスがパスがマネに当たってゴールインとなった。

差を広げる3点目かと思われたものの、サンチェスが蹴ったボールが最終的にはマネの手に跳ね返ってゴールに入ったということで、VARによってハンドの判定でノーゴールとなった。結果的には3点目とはいかなかったが、このシーンでマネは自身のスピードを活かしたプレッシングを見せている。

ブライトンがバックラインでボールを回している際は、パスの出所をケアしていたマネ。その後DFからGKにパスを出したシーンでも、まだプレスをかけず。マネがスタートしたのはサンチェスがボールをコントロールした瞬間だった。

ボールをトラップするために顔を下に向け、パスコースを確認していない瞬間を狙って猛烈なスピードでプレッシングを仕掛けたマネ。パスの技術が高いサンチェスだったが、その一瞬を狙われてすぐにボールを出すと、マネに当たってしまいゴールに吸い込まれた。

ハンドの判定で得点とは至らなかったものの、もしゴールとなっていたらお手本のようなプレッシングのタイミングだっただろう。GKがボールをコントロールするために下を向いた一瞬を狙うマネのハイレベルなプレイだった。

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