ロナウドやルカクといった怪物たちが去った 今季のセリエA得点王は誰の手に

やはり得点王の大本命はインモービレか photo/Getty Images

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早くも盛り上がりを見せる得点王争い

2021-22シーズンが開幕して、早くも10試合を消化したセリエA。インテルの連覇を阻止するべく、快進撃を見せるナポリや優勝を逃した昨季のリベンジを狙うACミランなど、スクデット争いも見どころだが、今季は得点王争いにも目が離せそうにない。

昨季の得点王である FWクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドへ復帰し、近年ゴールを量産してきた昨季2位のFWロメル・ルカクもチェルシーへ移籍。規格外の怪物たちが去ったことで、今季のセリエA得点王争いはこれまで以上に白熱した戦いとなるはずだ。本命はやはり、これまで3度(13-14、17-18、19-20)の得点王に輝いた経験があるラツィオのFWチーロ・インモービレだろう。今季も第10節終了時点ですでに8ゴールを記録しており、得点ランキングの首位を走っている。

そして対抗は、ここまで7ゴールを挙げているインテルのFWエディン・ジェコか。新天地に早くもフィットし、ルカクの代役をきっちり務めている。現在35歳と衰えが見えてきてもおかしくはない年齢だが、ゴールへの嗅覚は健在で、やはりドイツやイタリアなどで得点王を手にしてきた経験は伊達ではない。
さらに、本格覚醒しつつあるナポリのFWビクター・オシムヘンやフィオレンティーナのFWドゥシャン・ヴィラホビッチとといった若手の躍進(ともに5ゴール)、今夏の移籍をキッカケに復活の兆しを見せるヴェローナのFWジョバンニ・シメオネ(6ゴール)などの存在も、今季の得点王争いを盛り上げている要因だろう。

他にも、インテルのFWラウタロ・マルティネス(5ゴール)やアタランタのFWドゥバン・サパタ(5ゴール)、カリアリのFWジョアン・ペドロ(6ゴール)など、近年コンスタントにゴールを奪ってきた選手たちも、第10節まででしっかり結果を残している。ロナウドやルカクが抜けたことで、多くのスコアラーたちがこれまで以上に得点王の獲得に燃えているかもしれない。セリエAの得点王争いは早くも盛り上がりを見せているが、はたして今季のゴールデンブーツは誰の手に。

なお、30日に行われた第11節でインモービレ、シメオネ、サパタはゴールを記録しており、それぞれ9ゴール、8ゴール、6ゴールまで伸ばしている。

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