名古屋の“強みを消す”積極的な攻撃参加 ルヴァン杯敗戦も左サイドで圧倒した丸橋祐介

左サイドから積極的に攻撃参加する丸橋 photo/Getty Images

名古屋に0-2と敗れたC大阪

セレッソ大阪は名古屋グランパスとルヴァンカップ決勝で対戦。0-2と敗れて4年ぶり2度目のルヴァンカップ制覇とはならなかった。4年前を知る丸橋祐介は、左サイドで積極的なオーバーラップを何度も見せ、名古屋の強みを消す仕事を果たした。

この試合でスタメン出場した丸橋。攻撃参加と正確無比な左足のクロスを武器とする丸橋は、この日もオーバーラップからC大阪の攻撃の軸となり、左サイドを制圧。得点こそ挙げられなかったものの、名古屋相手に攻撃以上のダメージを与えた。

それは名古屋の攻撃の武器でもあるマテウスを封じる策だ。丸橋が積極的な攻撃参加から左を起点として攻め入ると、彼の対応に追われたマテウスは守備に奔走して普段見せているドリブル突破からの仕掛けを見ることができず。パンチ力のあるキックも鳴りを潜めるなど、丸橋が乾貴士とのコンビでマテウスの裏を突き続けた。

しかし名古屋の堅守に阻まれ得点することはできなかったC大阪。それでも今年で31歳となったSBは自らのタスクを全うして、チームに勢いを与えていた。残るタイトルは天皇杯だが、ルヴァンカップで勝利した浦和レッズを再び破って決勝の舞台に立てるか。彼の左足が命運を握っているかもしれない。

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