リヴァプールのお株を奪う“中盤の強度”を高めたMF 劣勢を跳ね返す1点も奪う

強さを見せたムウェプ photo/Getty Images

今季からブライトンへ加入

プレミアリーグ第10節でブライトンはリヴァプールと対戦。2点を先制されるものの、追いつき2-2のドローで終えた。劣勢の中で1点を返したエノック・ムウェプの存在がブライトンにとっては非常に大きかったといえる。

前節はマンチェスター・ユナイテッドに5-0と圧勝したリヴァプールに対して前半で2点を失う厳しい展開となった。結果的にはハンドによってノーゴールとなったが、ビルドアップのミスからサディオ・マネにゴールネットを揺らされるなど、劣勢が続いていた。

そんな中で41分にムウェプがアリソン・ベッカーの頭を越えるロングシュートを突き刺して1点を返す。前半終了間際に決まったスーパーゴールでブライトンは息を吹き返すと、後半には攻勢を強めて同点弾を決めるなど勢いを増す大きなゴールとなった。

さらにナビ・ケイタの負傷によって前半から出場したアレックス・オックスレイド・チェンバレンとカーティス・ジョーンズというリヴァプールの中盤に対し、厳しく身体を寄せてボールを奪取。デュエル勝利数は「7」を記録しており、イヴ・ビスマとともに中盤での強度で勝るなど、無敗のチームをあと一歩まで追い詰めた(データは『SofaScore』より)。

今季のスタメン出場は2試合目だったムウェプ。リヴァプール相手に高いパフォーマンスを見せたことで今後はさらに出場機会を増すことだろう。ザルツブルク出身のファイターが、ビスマとの強固な中盤を形成する。

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