ジェズス台頭で出場機会が激減 アルジェリアのレフティモンスターは今が勝負の時

昨季は主力だったが出場機会確保に苦しむマフレズ photo/Getty Images

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突破を得意とする選手だ

直近のリーグ戦ではクリスタル・パレスに敗れ、公式戦2連敗となったマンチェスター・シティ。まだシーズン序盤であり大きくタイトルレースに響くものではないが、次節のマンチェスターダービーを考えれば勝っておきたかったか。

そんなマンCだが、今季は選手たちの好調、不調の差がはっきりとしている。例えばガブリエウ・ジェズスやフィル・フォーデンは好調だが、ケビン・デ・ブライネ、ラヒーム・スターリング、リヤド・マフレズはコンディションが良くない。

特にマフレズは昨季と別人であり、ジェズスがスタメンとなった今では右ウイングの控えになってしまった。プレミアのレスターから加入したアルジェリア代表FWは、オフシーズンに国際大会がなかったことからプレシーズンマッチや開幕戦では起用されていたが、今季は先発2試合に留まっている。

そのため途中交代でピッチに入ることが多くなったわけだが、直近のパレス戦では得意のドリブル突破もできず存在感がなかった。また、マンC対策で頻繁に見られるボックス内に選手を固めてスペースを消す守備はドリブラーであるマフレズには最も効くタイプの戦術であり、苦しくなるのも仕方ない。サポートに入る右サイドバックのカイル・ウォーカーも守備よりのタスクを課されており、マフレズとしては向かい風だ。

昨季のCLパリ・サンジェルマン戦での活躍が記憶に新しいマフレズ。今季も同様に活躍するかと思われたが、マフレズは途中交代で輝くタイプではなく、流れを変えることのできる選手ではない。それでも、スタメンに復帰するには短い時間で結果を出す必要がある。30歳とベテランの域に入ったアルジェリア代表FWだが、このまま出場機会をなくしてしまうのか。

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