アッレグリとの再タッグで復調の気配も ユーヴェ、ベルナルデスキとは今季まで?

決して派手ではないが、今季ユヴェントスの前線で重要な戦力となっているベルナルデスキ photo/Getty Images

契約延長の可能性は低いと現地メディア

2021-22シーズンはようやく長いトンネルから抜け出そうとしているレフティーだが、彼は契約切れによって今季限りでクラブを去ることとなってしまうのか。現在、注目が集まっているのはユヴェントスに所属するイタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキ(27)の去就だ。

現在27歳のベルナルデスキは、2017年夏にフィオレンティーナからユヴェントスへと加入。その経歴から各方面で“ロベルト・バッジョの再来”になると期待されたが、移籍以降の4シーズンは鳴かず飛ばず。戦力とはなっていたものの、当初期待されていたような成長曲線は描けていない。特にアンドレア・ピルロが指揮した昨季のチームでは、可変システムを採用した流動的なサッカーに順応できず。シーズンを通して無得点に終わったのは、自身のプロキャリアで初の事態だった。

しかし、再びアッレグリ監督がユヴェントスのベンチに戻ってきた今季、ベルナルデスキは復調の兆しを見せている。まだゴールこそないものの、今季はここまで左右のアタッカーに中央の攻撃的ポジションまで、あらゆる役割をこなしながらユヴェントスの前線を牽引。2021-22シーズン、彼が先発出場した公式戦8試合におけるユヴェントスの勝率は62.5%(5勝2分1敗)。現時点におけるシーズン全体のチーム勝率が50%(7勝3分4敗)なだけに、ベルナルデスキの貢献度がどれだけ高いかはこうした数字からも見て取れる。

とはいえ、ユヴェントスはそんなベルナルデスキに今季限りで別れを告げるのか。伊『calciomercato』によると、ビアンコネリには来年6月に満了を迎える同選手との契約を延長する意思がさほどないという。アッレグリの下で輝きを取り戻しつつあるレフティーだが、クラブは彼に代わる新たな選手を求めているようだ。

たしかに昨季までは鳴かず飛ばずだったものの、アッレグリの下でならベルナルデスキは輝けるはず。そう信じている人は決して少なくないはずだが、ユヴェントスは本当にこのまま彼を手放してしまうのだろうか。今後の動向からは目が離せない。

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