かつてカシージャスから定位置を奪った男 スペインで今も輝く大ベテランの守護神

エスパニョールの頼れる守護神として、今もなお活躍を続けるD・ロペス photo/Getty Images

11月3日には40歳

GKは選手寿命の長いポジションと言われることも多いが、一体この男はいつまで欧州トップレベルで驚異的な活躍を続けるのだろうか。もう今月で40歳を迎えるというのに、エスパニョールでいまだ素晴らしいパフォーマンスを継続しているベテラン守護神がいる。

そのベテラン守護神とは、エスパニョールに所属するディエゴ・ロペス(39)だ。かつてレアル・マドリードにて、あのイケル・カシージャスからポジションを奪った選手として彼のことを記憶している人も多いだろう。カシージャスといえば昨年夏に引退を発表したが、同い年のD・ロペスはまだまだ元気。これまで所属したどのクラブでも淡々と与えられたタスクをこなした仕事人は、40歳を迎えるシーズンもリーガ・エスパニョーラで素晴らしい働きを見せている。

今季は所属するエスパニョールにて、開幕からの全12試合でゴールマウスを守っているD・ロペス。もうすぐ40歳を迎えるというのに、この守護神はまだトップレベルでバリバリと働いており、そのパフォーマンスも非常に優秀だ。

そして、さらに驚くべきはそのスタッツ。データサイト『FBref』によると、同選手は今季ここまでセーブ数(46回、リーグ2位)やセーブ率(76.1%、リーグ5位)でいずれもリーガ・エスパニョーラ屈指の数値を記録している。記憶に新しいところでは、10月26日に行われたリーグ戦第11節のアスレティック・ビルバオ戦(△1-1)でも好セーブを連発。もうすぐ40歳を迎えるベテランと侮ることなかれ。年齢を重ねた今でも、D・ロペスはリーガ屈指のGKとしてエスパニョールの最後方に君臨している。

ビジャレアルやセビージャ、レアル、ミラン、そして現在のエスパニョールと、行く先々で非常に安定感あるパフォーマンスを披露してきたD・ロペス。11月3日には40歳を迎えるものの、彼のクオリティが低下することはまだしばらくなさそうだ。

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