24歳時点で《91得点56アシスト》 マンUの逸材はルーニーの領域へ近づいたか

イングランドのレジェンドFWルーニー photo/Getty Images

そろそろ中堅世代に入る

クリスティアーノ・ロナウドの加入に話題を持っていかれたところはあるが、マンチェスター・ユナイテッドはFWマーカス・ラッシュフォードの存在を忘れてはならない。

デビューした頃より将来のマンUで主力になれる存在と期待されてきたが、そんなラッシュフォードも24歳を迎えた。

ここまでは好不調の波がある印象だが、ラッシュフォードは順調に伸びているのだろうか。24歳時点での元マンUウェイン・ルーニーとの比較データがある。

ルーニーといえばエヴァートンでプレイしていた10代の頃より才能を遺憾なく発揮していた超早熟プレイヤーで、20代前半時点ではクリスティアーノ・ロナウドにも劣らぬ存在だった。

ラッシュフォードは24歳に photo/Getty Images

さらなる進化が求められる

英『Planet Football』によれば、ルーニーは24歳になった時点でクラブ通算249試合に出場。104得点58アシストの数字を記録しており、191.9分に1点のペースでネットを揺らしていた。

対するラッシュフォードはここまで276試合に出場し、91得点56アシスト。200.4分に1点のペースとなっており、まずまずと言えるのではないか。

またルーニーは先発したゲームが221試合あったのに対し、ラッシュフォードは198試合。先発したゲームはルーニーの方が多く、途中出場から結果を残すのは簡単ではない。それを考えてもラッシュフォードの数字はまずまずと評価できるはずだ。

ただ、問題はここからだ。これからは期待の若手ではなく、クラブと代表で主役になっていくべき年齢に入る。マンUではロナウドが主役で、イングランド代表でもハリー・ケイン、ラヒーム・スターリングといった先輩が主力だ。

そろそろ牙城を崩したいところで、もう1ランク上の選手になる必要がある。10代の頃より期待されてきたが、24歳を迎えたラッシュフォードは選手として進化できるか。

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