プレミアで躍動する韓国人FWたち 2人に共通する日本人にない強みとは

ソン・フンミンと共にプレミアで結果を出すファン・ヒチャン photo/Getty Images

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FWが育つ韓国、DFが育つ日本

日韓戦など何かと日本とライバル関係にある韓国。前回の日韓戦では日本代表は3-0で勝利しており、差を付けたに見えたが、プレミアリーグでは韓国を代表する選手が活躍している。

まずはトッテナムのソン・フンミンか。韓国といえばこの人のようなイメージはあるが、それもそのはずで欧州でも屈指のレベルの高さを誇るプレミアリーグでは5季連続で二桁得点を奪うなど素晴らしい成績を残している。スパーズは今季苦戦気味だが、アントニオ・コンテ監督就任でどんなチームに変貌を遂げるか楽しみだ。

次にウルブズのファン・ヒチャンだ。リヴァプールの南野拓実とレッドブル・ザルツブルク時代のチームメイトであり、今季からプレミアに初挑戦している。ウルブズデビュー戦でゴールを決めるなど持っている男であり、現在は4ゴールを記録しチームの得点源として活躍している。

そんな2人に共通するのはある程度、局面を個の力で解決できる能力の高さを持っている。ソンはスピードとドリブルに関してはワールドクラスであり、プレミアのDFたちも苦労している。ヒチャンに関してもソンほどのスピードはないが、ドリブルやスペースを見つける上手さ、献身的な守備でスタメンを確保している。日本でも優秀なFWはいるが、どちらかといえば大迫勇也や南野のようなサポートに回る選手が多く、自分こそはといった迫力を見せる選手は少ない。そういった意味ではシント・トロイデンの鈴木優磨は注目株だ。

アーセナルの冨安健洋やサンプドリアの吉田麻也のように守備陣が育つ日本だが、反対に韓国はアタッカーが成長している。同じくプレミアの南野もFWだが、レッズでは苦戦しており、韓国に追い付きたいところだ。

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