三笘と組むコンビは誰がベストか 日本代表のエースとなり得るドリブルキングの生かし方

ようやく招集された三笘薫 photo/Getty Images

期待したい

ようやくフル代表に選ばれた三笘薫。国内では無双状態であり、移籍したベルギーリーグ、ロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズでも左ウイングバックとして出場機会を得ている。途中出場からでもハットトリックを決めるなど、高い得点力とゴールまで運ぶドリブルの能力の高さは既に証明されており、今回も招集を推す声があった。

満を持してのサムライブルー入りとなった三笘だが、起用されるとすれば[4-3-3]の左ウイングか。彼のドリブルでのテクニックは自陣に引いて守ることが予想される対ベトナム戦では有効であり、東京五輪でのメキシコ戦のようなゴールを期待したい。

そうなれば三笘のコンビとなり得る左サイドバックの人選が重要となるが、今の長友佑都では厳しい。彼の経験をもってすれば守備での貢献は期待されるものの、攻撃では違いを作ることはできない。また、ベトナム戦では相手のブロック周りでボールを回す「U字のボール回し」となることが予想されるが、それであればミドルサードでクロスやパスから打開ができる選手である必要があり、中山雄太や初招集の旗手怜央にはそういったことを期待されていると考えられる。

三笘・旗手のコンビは少し攻撃的すぎるため三笘・中山のコンビがベストな選択肢となるか。中山に関しては東京五輪で守備の堅さは証明済みであり、攻撃では左足から高精度クロスを放つなど、武器も持っている。ボールロストの少ない安定感も彼の魅力であり、ベトナム戦では新しい日本の左サイドがお披露目となるか。

日本には珍しいドリブル突破で違いを生み出す三笘。森保一監督のチーム内での序列は分からないが、スタメン抜擢に期待したい。

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