またも選外に…… シャルルロワ森岡亮太はなぜ呼ばれないのか

ベルギーで活躍する森岡亮太 photo/Getty Images

タイミングが悪かったか

11月のベトナム戦、オマーン戦に向けた日本代表を発表した日本サッカー協会。森保一監督が直に選手の状態を確かめるためか、27名と予想より多いメンバー発表となった。旗手怜央、三笘薫に加え、前田大然、上田綺世のような若手組も選ばれており、よりポジション争いは熾烈になりそうだ。

しかし、シャルルロワMF森岡亮太はまたも選外となった。ヴィッセル神戸から海外へ移籍して以降、安定した活躍を見せている森岡。所属クラブであるシャルルロワでは中盤や前線など多くのポジションで起用されながら、パフォーマンスを維持しており、三笘と並ぶ好調を維持する海外プレイヤーだったが、今回は招集外となった。森岡は現在30歳であり、年齢的も今回のワールドカップ・カタール大会が最後になると予想される。そのため好調の森岡をサムライブルーで見たかったが、今回で呼ばれなければ今後も厳しいか。

そんな森岡だが、所属クラブでの起用法から分かる通りどのポジションでもある程度の活躍を見込むことができる。現状の森保ジャパンでは以前までの[4-5-1]、オーストラリア戦での[4-3-3]の2通りのフォーメーションが用意されている。森岡であればインサイドハーフ、アンカーに加え、トップ下、9番での起用も可能であり、代表に必要なユーティリティ性も兼ね備えている。それでいてボールコントロールに長けており、ジュビロ磐田の遠藤保仁のような安定感をもたらすことができる数少ない日本人選手だ。

直近4試合で1ゴール3アシストと結果を残している森岡。代表での経験不足が招集外になった要因だと予想できるが、今後はサプライズでの代表入りに期待だ。

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