イングランド新・黄金世代から漏れたFWの大逆襲 “24歳”で才能開花の兆し

ボーンマスでプレイするソランケ photo/Getty Images

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世代別イングランド代表では圧巻の活躍だったが……

現在のイングランド代表は優秀な若手が揃う新・黄金世代と言われるが、中には伸び悩んだ者もいる。

その1人と言えるのが、24歳のFWドミニク・ソランケだ。

チェルシーのアカデミー出身者であるソランケも充実した若手時代を過ごしており、2014年にはU-17欧州選手権を制覇。さらに3年後のU-20ワールドカップも制覇し、自身は大会MVPに輝いた。黄金世代の中でも特別期待されていたプレイヤーと言っていい。
だが、ソランケは2017年に移籍したリヴァプールで壁にぶつかった。2019年にはボーンマスへ移籍したが、プレミアリーグにてソランケの得点力は通用しなかったのだ。2019-20シーズンも32試合で3得点に留まり、ソランケは黄金世代から漏れた。

もう若手とは呼べない24歳になったのだが、ようやく才能開花の時かもしれない。

現在ボーンマスは2部で戦っているのだが、そこでソランケは16戦11得点と見事な働きを見せているのだ。現時点で19得点を挙げているフラムFWアレクサンドル・ミトロビッチに次いで得点ランク2位だ。

昨季は2部で42戦15得点の成績だったが、今季はそれを超えてくる可能性が高い。チームも今季は2部で首位に立っており、あとはソランケが1部の舞台でも通用するかどうか。

当時のU-20ワールドカップを制したメンバーの中には、ミランで成長するDFフィカヨ・トモリ、エヴァートンの主軸となったFWドミニク・カルバート・ルーウィンらがいた。彼らは立派なA代表候補だ。

当時の代表で10番を背負っていたソランケは差をつけられてしまったが、ここから巻き返せるのか。188cmとサイズも恵まれており、是非ともA代表へ入ってきてほしいタレントだ。

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