マンCのストライカー問題を解決するのは? F・トーレスでもデラップでもない22歳のヴォルフスブルクFW

ヌメチャのマンC復帰はあるのか photo/Getty Images

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買戻しオプションがあるようだ

昨季、セルヒオ・アグエロが新型コロナウイルスや怪我などで長期離脱していた時期から話題にのぼることが多くなったマンチェスター・シティのストライカー問題。クラブは夏の移籍市場で彼の代役としてハリー・ケイン獲得を試みるも失敗に。結局アグエロを放出したものの、9番の補強はなかった。現状ではフィル・フォーデンの偽9番がフィットしており、死活問題ではないが、オプションとしてボックス内で強さを見せられる選手の不在は痛い。フェラン・トーレス、リアム・デラップと期待できる選手はいるが、どちらも怪我で離脱しており、計算ができない。

そんなマンCだが、この問題を解決してくれる可能性のある選手がいる。今季ヴォルフスブルクへ渡ったFWルーカス・ヌメチャだ。マンCのユースで育ち昨季はクラブOBであるヴァンサン・コンパニ率いるアンデルレヒトで18ゴールを挙げたヌメチャ。今夏でのトップチーム復帰も噂されたが、ハリー・ケイン獲得に本腰を入れていたマンCでは居場所がないと考えたのかドイツへの完全移籍を果たしている。ヴォルフスブルクではエースナンバーである10番を貰うなどクラブからの期待も大きく、現時点ではリーグ戦で3ゴール、CLで2ゴールと良い出だしを切った。

独『kicker』によれば買戻しオプションが契約に付随しているようで、今季の成績次第では来季彼がマンCの9番を任される可能性は十分にある。

22歳の若さに加え185cmと空中戦で戦えるサイズを持つヌメチャ。特別足元のスキルに秀でているわけではないが、フィジカルの強さを武器としたキープ力は魅力的であり、今のマンCにない武器だ。また、直近のレッドブル・ザルツブルク戦では見事な決勝点を決めているのだが、DFに寄せられ一見コースがないポジションからシュートを放ちゴールを決めている。こういった規格外の上手さもあり、先日発表されたドイツのフル代表に選ばれている。

共通の課題として、頼れるストライカーのいないドイツ代表とマンC。22歳のストライカーは絶賛成長中であり、ヌメチャは果たしてこの2チームを救うのか。

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