このままじゃ“パリの王様”でいられない? 加入からネイマールの数字は落ち続けている

PSGで数字伸び悩むネイマール photo/Getty Images

来年2月には30歳を迎えるが……

パリ・サンジェルマンのキングは何処へ。チームの10番を背負う男の影が薄い。

チームのキングが誰かは意見が分かれるところだろうが、パリを一段上のクラブへ押し上げたのはネイマール獲得からだ。チャンピオンズリーグ制覇を狙うパリはその希望をネイマールに託し、ネイマールはバルセロナから王様として迎え入れられたのだ。

しかし、徐々にネイマールの存在感は薄れてきている。ライバルとなったキリアン・ムバッペが急速に成長したことや、リオネル・メッシがやってきたことも影響している。ただ、それ以上にネイマール個人のパフォーマンスが気がかりなのだ。

数字だけで見ると、ネイマールの数字は加入初年度の2017-18シーズンから落ち続けている。

2017-18シーズンはリーグ戦にて19得点13アシストとさすがの活躍を披露したが、得点数は2018-19シーズンに15得点、2019-20シーズンは13得点、昨季は9得点、今季は7試合プレイして1得点だけだ。アシスト数の方は2018-19シーズンからずっと一桁となっており、このマイナスは心配だ。

チャンピオンズリーグの方では昨季6得点を挙げたが、米『ESPN』は影響力が低下していると厳しい。加えて今季はフィットネスの部分も気になっているようで、体のキレが本来のものか疑われている。

ネイマールも来年2月に30歳となり、もう若手の頃と同じコンディション管理は通用しなくなってくるだろう。ブラジル人選手の中にはコンディション管理がルーズになる選手も少なくないが、パリの王様でいるためにはベストコンディションを維持して結果を出し続けるしかない。

今季はここまでリーグ戦で1得点3アシスト。メッシ加入に話題を持っていかれたところがあり、やや元気がない。同メディアはピッチ上でシャイに見えると指摘しているが、自身こそパリのキングだと証明していけるのか。今のところは話題になる機会が少なくなっている。

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