強烈な“個人集団”PSGはまだ完成しない 「タレントが必ずしも彼らを強くするわけではない」

ポチェッティーノも影薄く photo/Getty Images

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CL制覇は可能なのか

このままでパリ・サンジェルマンは今季のチャンピオンズリーグを制覇できるのだろうか。

ここまでグループステージ4試合を消化し、2勝2分。悪い成績とは言えず、グループ最大のライバルであるマンチェスター・シティには2-0で勝利も収めた。

しかし、クラブ・ブルージュとライプツィヒに引き分けたのはマイナス評価か。現在はグループ2位につけているものの、満点評価はつけられない。
『EuroSport』は指揮官マウリシオ・ポチェッティーノのカラーが見えないと不安視する。タレントこそ豪華だが、チームとしてまとまり切れていないと評価されているのだ。

メッシもまだ本調子ではない photo/Getty Images

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グループステージの戦いぶりでは優勝厳しいか

トッテナム時代のポチェッティーノは存在感ある指揮官で、デル・アリやハリー・ケインはポチェッティーノが才能を見出した弟子のような存在だった。しかし、パリではスターにお任せといった部分もある。

「PSGは世界最高のタレントを抱えているかもしれないが、それが必ずしも彼らを強くするわけではない。トッテナム時代のポチェッティーノは組織をまとめる手腕がリスペクトされていたが、PSGではその兆候が見られない。まだポチェッティーノがどのようなサッカーを望んでいるかは不明だ」

同メディアはこのように伝えており、やや消化不良なところがあるのは事実だ。

今夏に加えたDFセルヒオ・ラモスは未だ姿を見せず、FWリオネル・メッシも本領発揮とはなっていない。ここもポチェッティーノにとっては頭の痛い問題だろう。

メッシ、ネイマール、ムバッペと前線には主役ばかり集まっており、攻守のバランスも取りづらい。果たして個人の力で欧州の頂点へ駆け上がれるのか。まだまだ課題は多そうだ。

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