カンセロと共に左サイドを制圧 “ダビド・シルバの後継者”と呼ばれた男の躍進は止まらない

左ウイングで躍動したフィル・フォーデン photo/Getty Images

惜しいシュートも見せた

プレミアリーグ第11節が行われ、マンチェスター・シティはマンチェスター・ユナイテッドを2-0で破った。ライバル同士であり両者共に負けられない一戦となったが、マンCがスコア以上の差を見つけており、勝ち点3を獲得している。

その中でも目立つ活躍を見せたのがMFフィル・フォーデンだ。ダビド・シルバの後継者として頭角を現していたフォーデンだが、よりゴールに近い前線で起用されると、瞬く間にウインガーとしてポジションを確立している。直近では9番でも使われており、高いユーティリティ性の持ち主だ。

そんなフォーデンだが、この試合では左サイドバックのジョアン・カンセロと共に左サイドを制圧している。特にフォーデンが外、カンセロが中を取る崩しが効果的であり、左サイドからマンUの守備陣を攻略していた。また、左サイドで起用されることの多いジャック・グリーリッシュと違い縦への突破を持っており、そこからの低いクロスが非常に効果的であった。今回はカンセロのクロスからオウンゴールを誘発しているが、フォーデンのクロスも同様にDFとしては処理が難しいボールだといえる。

縦への突破を得意とし、対峙するアーロン・ワン・ビサカを苦にしていなかったイングランド代表MF。この試合だけで評価するのは難しいが、彼が左ウイングのファーストチョイスではなかろうか。縦を切られた際も他のプレイから攻略の糸口を探す賢さと実現できるだけの技量はグリーリッシュを上回っており、今後のポジション争いに注目が集まる。

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