まさかの枠内シュート0本に 一刻も早く解決したい前ヌーノ政権からの問題点

コンテ政権プレミア初戦は引き分けとなった photo/Getty Images

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ケインとソン・フンミンを生かせていない

今季からスタートしたヌーノ・エスピリト・サント政権は約3ヵ月で幕を閉じ、元インテル指揮官のアントニオ・コンテが監督に就任した。何かとクラブと揉めてしまう悪いイメージのあるコンテだが、その手腕は本物であり、タイトルをクラブにもたらすことができる。

そんなコンテ政権だが、既に2試合を消化しており、1勝1分とまずまずのスタートを切っている。しかし、プレミアリーグ第11節エヴァートン戦ではまさかの枠内シュート0本となっており、攻撃でのクオリティ不足を露呈してしまった。

原因としてはやはりビルドアップの質の低さだろう。これに関しては前ヌーノ政権から問題となっており、現状では解決されていない。トフィーズ戦ではルーカス・モウラがトップ下のように振舞っていたが、慣れていないのかプレイがぎこちなく、機能していなかった。後半にはそういった役割に適したジオバニ・ロ・チェルソが出てきたのだが、ポストを叩いたミドルシュートを打った瞬間がピークであり、ゲームから消えてしまった。期待されている選手ではあるが、物足りないのが現実だ。

前線と後方を繋ぎつつ、チャンスメイクを行える選手がいないスパーズ。伊『Calciomerucato』では冬の移籍市場で約200億円を超える補強予算が用意されているといわれており、まずはマウリシオ・ポチェッティーノ時代に活躍したクリスティアン・エリクセンのようなパサーを探すべきか。

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