デビュー戦以降、プレミアでは常にスタメン 右サイドに安定感をもたらしたアーセナル冨安健洋

アーセナルで安定したパフォーマンスを見せる冨安健洋 photo/Getty Images

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代表戦で調子を落とさなければ良いが

プレミアリーグ第11節ワトフォード戦に勝利したアーセナル。これでノリッジ戦から続く公式戦無敗記録を10まで伸ばし、プレミアでも5位と上位につけている。開幕直後の悪い流れからは考えられないほど今のアーセナルは充実しており、次節リヴァプール戦は今の実力を図る大一番となりそうだ。

ここ最近負けていないガナーズだが、日本代表DF冨安健洋は好調をキープしている。今夏の移籍市場で閉幕直前にイタリアのボローニャから加わった冨安。本職であるセンターバックではなく、右サイドバックで出場機会を得ると、デビュー戦となった対ノリッジ以降は常に先発を続けている。

そんな冨安だが、守備での安定感が段違いだ。守備の国イタリアで成長したこともあってか、対人性能が高く、ワトフォード戦でも右サイドを制圧している。残念ながらイエローカードはもらってしまったが、タックル成功数はチームトップの6回、空中戦勝利数3回とセンターバックのベン・ホワイトと共にワトフォードの攻撃を封じ込めていた。左サイドバックのヌーノ・タヴァレスが高い位置を取れるのも、冨安の安定感があってこそだといえる。

また、守備だけでなく、攻撃でも推進力のあるドリブルから好機を演出しており、何より自陣での不用意なボールロストの少なさが、ここまで評価されている要因だろう。

ボローニャから一気にビッグクラブのアーセナルへステップアップした冨安。現状この移籍は大成功であり、日本代表のためにも、ガナーズのためにも今後の成長に期待だ(データは『WhoScored.com』より)。

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