ミランの危機を救った35歳の守護神 メニャン離脱後も勢いを加速させた男

ミランでゴールマウスを守るタタルシャヌ photo/Getty Images

インテル戦にも出場したタタルシャヌ

今オフのミランは、ジャンルイジ・ドンナルンマがパリ・サンジェルマンへ移籍。新たな守護神として昨季のフランス王者であるリールからマイク・メニャンを補強した。

そんなドンナルンマの後釜として期待されたメニャンは序盤こそ好守を見せてミランに貢献するも、怪我の影響によって離脱が続いている。その中でチームを助けているのが、チプリアン・タタルシャヌである。

元ルーマニア代表の35歳は、昨季リヨンから加入。ドンナルンマがいたため出場機会を得られていなかったものの、今季はメニャンが離脱後にゴールマウスを守ると、好セーブを連発している。

今季ここまでセリエAで5試合に出場。1試合平均のセーブ数は「2.8」を記録しており、198cmの長身を活かしたセービングでチームに貢献する(データは『SofaScore』より)。

リーグでここまで無敗を誇っていたミランにおいて、守護神の離脱は非常に痛手だったはずだ。それでもその勢いを落とすことなく、むしろ増加させたのは、タタルシャヌの活躍のおかげだろう。フィオレンティーナで輝きを見せた男は、危機的状況だったチームを落ち着かせる重要な存在となっている。激化するミランの守護神争いに今後も目が離せない。

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