アトレティコに頼れる男が戻ってくる リーガ連覇へのキーマンとなる男の復帰は間近

先月下旬から負傷離脱を強いられていたM・ジョレンテ photo/Getty Images

不在時にチームはなかなか勝てず

2020-21シーズンこそ久々にリーガ・エスパニョーラを制したものの、今季は序盤戦でややスローペースなスタートを切ることとなったアトレティコ・マドリード。ここまでリーグ戦では12試合を消化して4位につけている。悪くはないが、決して良いとも言えない順位だ。

特に、10月から足踏みを強いられている印象は強い。同月2日に行われたバルセロナ戦(○2-0)に勝利したはいいものの、アトレティコはそれ以降にこなしたリーグ戦4試合で1勝3分。チャンピオンズリーグの2試合でもリヴァプールに連敗を喫しており、ここ最近は停滞の期間を過ごしていた印象が強い。

はたして、その原因は何か。ひとつ大きな要因として考えられるのはMFマルコス・ジョレンテの負傷離脱だろう。攻撃時には前線と中盤を繋ぐリンクマンとして大いに機能し、守備時にも献身的なハードワークを厭わない同選手。加えて緊急時にはさまざまなポジションをこなせるとあって、彼は近年のアトレティコにおいて間違いなく最重要人物の1人と数えられていた。

しかし、そのM・ジョレンテは先月下旬に右太ももを負傷。これがアトレティコにとって手痛い負傷離脱だったことは間違いなく、彼らはこの背番号14を欠いてからの公式戦でたった1勝しか挙げることができていない(5試合1勝3分1敗)。ほかにもいくつか要因は考えられるが、タイミングからしてM・ジョレンテ離脱の影響が甚大だったのは間違いない。

とはいえ、そんな苦しい時期にも終わりは近づいている。スペイン『AS』によると、M・ジョレンテはまもなく全体トレーニングに復帰する模様。順調に回復すれば、現地時間20日に行われるオサスナ戦には出場可能となる見込みのようだ。

近頃はなかなか調子の上がらなかったアトレティコだが、M・ジョレンテという重要なピースを取り戻す彼らはここから再びエンジンを掛けることができるか。攻撃陣のキーマンとなる男の復帰には大いに期待したいところだ。

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