1億ポンドMFも7300万ポンドFWも苦戦気味? 今夏の《超高額新戦力》は失敗組多く

マンUへ加入したサンチョ photo/Getty Images

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金額に見合う活躍が出来ている者は……


今季も中盤戦に入ろうとしているが、今夏の新戦力たちをどう評価すべきだろうか。

今夏も高額な移籍金で複数の選手が動いたが、苦戦している者も多い。

まず今夏3番目に高額な移籍金でドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへ向かったFWジェイドン・サンチョだ。マンUは獲得に7300万ポンドを投じているが、ここまではその金額に見合うパフォーマンスとはなっていない。チーム状況が混乱気味なところもあるが、そろそろサンチョも焦り始める時期か。
2番目に高額な移籍金で動いたのは、インテルから9750万ポンドもの移籍金でチェルシーへ復帰したFWロメル・ルカクだ。

ルカクは序盤こそ好調だったが、その後はややトーンダウン。ここまでリーグ戦では7試合で3得点となっており、現在は怪我で離脱している。まだ9750万ポンドに見合う活躍は出来ていないか。

そのルカクをも上回り、今夏1番の高額移籍となったのが1億ポンドでアストン・ヴィラからマンチェスター・シティへ移籍したMFジャック・グリーリッシュだ。

グリーリッシュに関しては評価が分かれるだろう。ここまでリーグ戦では1得点2アシストの成績を残しているが、英『Daily Mirror』も人によって意見が分かれると評価に迷っている。元よりゴールゲッターではないため、数字では判断しづらい。それでも、さすがに1億ポンドは高すぎたか。

マンCへ移籍したグリーリッシュ photo/Getty Images

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他には、今夏7番目に高額な4100万ポンドの移籍金でレアル・マドリードからマンUに移籍したDFラファエル・ヴァランも怪我が多い。能力は確かだが、ここまでは不安定だ。

8番目に高額な3800万ポンドの移籍金でノリッジ・シティからアストン・ヴィラに向かったMFエミリアーノ・ブエンディアは失敗か。ここまで1得点1アシストと苦戦しており、移籍金が適切な評価だったのか微妙なところだ。

高額移籍で今夏1番の成功と言えるのは、4番目に高額な7000万ユーロでインテルからパリ・サンジェルマンに移籍したDFアクラフ・ハキミか。

超攻撃的ウイングバックとして有名な存在になったハキミは、ここまでリーグ戦で3得点2アシストと活躍。パリではリオネル・メッシ、セルヒオ・ラモスらの移籍の方が話題になったが、確実な戦力となっているのはハキミの方だ。

さらに5番目に高額な5000万ポンドの移籍金でブライトンからアーセナルへ向かったDFベン・ホワイトも成功例か。まだ評価を下すには早い気もするが、今のアーセナルは守備が安定している。これに貢献しているホワイトも一定の評価を得ており、批判的な声は聞こえにくくなっている。

彼らは移籍金額が大きかっただけに、どうしても厳しい視線が向けられてしまう。果たしてシーズンの終わりに移籍金額に見合う活躍を見せたと評価されるのは誰か。ここまで上位の3人は苦戦気味だ。

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