今は30代からが《全盛期》 バーディ、ギュンドアンら驚異の30代プレイヤーたち

得点力が開花したギュンドアン photo/Getty Images

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若手に負けていられない

現在の欧州サッカー界で目立つのは、30代プレイヤーたちの活躍だ。サッカー界では若い選手の登場に話題が集まりがちだが、今はむしろベテランが中心と言っていい。

レアル・マドリードでは今もMFルカ・モドリッチ(36)、FWカリム・ベンゼマ(33)が躍動。特にベンゼマは今が全盛期と言っていいパフォーマンスで、リーガ・エスパニョーラの得点ランクとアシストランクの両方で首位を走っている。

同じストライカーでは、バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキ(35)も明らかに30代に入ってからが全盛期だ。ブンデスリーガでも相変わらず制御不能で、今季はクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシより高い評価を得ている。現代を代表する鉄人プレイヤーの1人だ。
それをサポートするFWトーマス・ミュラー(32)も忘れてはならない。ミュラーは30代に入ってからアシストのペースが伸びており、2019-20シーズンにはリーグ戦だけで驚異の21アシストを記録。運動量も豊富で、再びドイツ代表のキーマンにもなった。

同じバイエルンとドイツ代表では、GKマヌエル・ノイアー(35)も変わることなく守護神であり続けている。今も世界TOP5に入る名手と言っていいはずで、若手にも負けてはいない。

ベンゼマも大活躍中 photo/Getty Images

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ベテランになってからも成長できる

ドイツでは、昨季プレミアリーグで13得点を挙げたマンチェスター・シティMFイルカイ・ギュンドアン(31)も印象的だ。若い頃よりテクニックのある選手だったが、マンCでは得点力が開花。ギュンドアンも30代に入ってから化けた選手だ。

レスター・シティFWジェイミー・バーディ(34)も変わることなくゴールを量産しており、今季もリーグ戦で7得点を記録。得点王候補の1人だ。30代半ばになってもスピードが落ちることはなく、見事なコンディション管理だ。

同じプレミアでは、ウェストハムFWマイケル・アントニオ(31)も取り上げておくべきだろう。躍進するウェストハムを前線から引っ張る存在になっており、ここまで6得点を記録。昨季と一昨季が10得点だったことを考えると、今季はかなりハイペースだ。31歳にしてキャリアハイを達成するシーズンになるかもしれない。

もちろんマンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド(36)、ミラン FWズラタン・イブラヒモビッチ(40)も活躍を続けており、彼らのおかげでベテラン選手の印象もかなり変わってきている。

以前は30代に入った時点でピークを過ぎたとの見方もあったが、30代に入ってからも成長は可能だ。彼らはそれを証明しており、全盛期を楽しむ30代プレイヤーが増えている。

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