引退発表も“シーズン0試合”が一度もなかった浦和MF阿部勇樹 レスターでも主力に

今年は3ゴールを記録した阿部 photo/Getty Images

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2007年に千葉から浦和へ加入

浦和レッズは14日、元日本代表MFの阿部勇樹の引退を発表。阿部は会見を開いて自身の言葉でサポーターに向けて引退を口にした。

そんな阿部は1998年にジェフユナイテッド市原ユースから高校2年生でトップチームの試合に出場。翌年には18歳で30試合に出場し、20代では若くして千葉のキャプテンを務めるなど、若手時代から数多くの経験を積んだ。

2007年に浦和レッズへと移籍すると、AFCチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど主力として活躍。2010-11シーズンから1年半レスターにも所属し、プレミアリーグ昇格に貢献しており、当時はエヴァートンなどプレミアの複数クラブが阿部の獲得に乗り出したが、2012年に浦和へと復帰する。

その後はキャプテンを務めるなどチームの顔として輝いた。ここまでJ1通算589試合に出場しており、この数字は歴代でも4位となっている。さらにユース時代に2種登録での初出場からキャリアを通じてJリーグ、EFLチャンピオンシップ、プレミアリーグで0試合出場のシーズンがないままキャリアを終えることとなるのだ。

今季の開幕戦にスタメン出場し、シーズン初ゴールを決めた阿部。その後も絶妙なFKで得点を決めるなど、シーズン終了時に引退を決断するプレイヤーとは思えないパフォーマンスを見せて今シーズンは12試合3得点を決めている。そんな22番は、ルーキーイヤーから試合に出続けることで多くの経験を積み、40歳となっても主力としてプレイできていたのであろう。

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