なぜC・ロナウドもいるのに勝てない? 7年続くポルトガル代表監督の手腕は不十分

セルビアに敗れてしまったポルトガル代表 photo/Getty Images

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最終戦でセルビアに敗れてプレーオフへ

優秀な若手に加え、FWクリスティアーノ・ロナウドまでいる。それにも関わらず、ポルトガル代表は2022ワールドカップ・カタール大会の欧州予選グループAで2位に終わってしまった。プレーオフに回ることになり、ワールドカップ出場へ黄信号が点灯している。

グループAで1位となったセルビア代表も強かったが、ポルトガルはなぜ首位突破できなかったのか。疑問点に挙げられるのは、代表監督フェルナンド・サントスの力量だ。

サントスとポルトガル代表の関係は長く、2014年から現体制が続いている。その間にポルトガルはEURO2016を制し、2019年のネーションズリーグでも優勝を飾った。確かに実績は残しているのだ。
しかし、プレイスタイルには批判も多い。ロナウドを筆頭に攻撃的なタレントは揃っているのだが、上手く攻撃がフィットしていない。どこか守備的なところがあり、優勝したEURO2016も渋いゲームが多かった。タレント力の割に魅力的なチームとは言えないだろう。

今夏のEURO2020もベスト16で敗退となり、サントスが世界レベルの監督なのかは微妙なところだ。マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスも代表チームにはフィットしていない。他にもFWアンドレ・シウバ、ジョアン・フェリックスらタレントはいるものの、サントス率いるポルトガルは思うように得点力の部分を伸ばせなかった。

サントス体制のままで良かったのか。タレント力を活かし切れていないところがあり、この陣容でワールドカップに出場できなければ大問題だろう。

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