シティのケイン獲得にストップをかける逸材 復帰が待たれるスペイン代表FWの存在

復帰が待ち遠しいフェラン・トーレス photo/Getty Images

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代表での負傷は残念だった

今夏の移籍市場ではストライカー獲得に失敗したマンチェスター・シティだが、今冬に再びトッテナムのハリー・ケイン獲得を目指すといった報道が散見されている。念願のCLを制覇するためにも、重要なパーツとなるイングランド代表FWだが、もう少し獲得を待つべきか。

そのように考えられる理由は、スペイン代表FWフェラン・トーレスの存在だ。

スペインの強豪バレンシアから加入したトーレスは初年度にあまり出場機会を得られずにいたが、結局7ゴールを決めるなど、短い時間でも確実に結果を残す選手であった。そんなトーレスのパフォーマンスを見たシティの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはセンターフォワードへコンバートさせると、今季は早くも2ゴールを奪う活躍でチームに貢献している。しかし、スペイン代表の試合で負傷し、現在は離脱中だ。

このようにシティには、他のクラブから選手を獲得しなくても優秀なストライカーがいるのだ。もちろん、復帰後も怪我をする前のパフォーマンスに戻れるかは不明だが、200億円近い額を投資して獲得するほど、今のケインはクラブで調子は良くない。その額を出すのであれば来夏の移籍市場でボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド争奪戦につぎ込むルートが有意義に思える。

怪我からの復帰が待たれるトーレス。報道では年明けにトップチームに戻れるとされており、彼が戻ってくれば前線のパターンもまた変わることになる。今季はエースのケビン・デ・ブライネが不調なだけにトーレス復帰がチームの起爆剤となれば良いが。

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