フォーデンが受賞もあり得る メッシとC・ロナウドが衰えたバロンドールは新時代へ

若手では既にトップクラスのフィル・フォーデン photo/Getty Images

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多くの選手が候補に挙がるだろう

先日、2021年のバロンドール候補者30名が発表された。常連であるリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドに加え、クラブではCL、代表ではEUROを制したジョルジーニョ、ドイツで得点を量産するロベルト・レヴァンドフスキなどそうそうたるメンバーがノミネートされている。発表は11月29日に予定されており、非常に楽しみである。

しかし、バロンドールは長年メッシとC・ロナウドが賞を独占しており、2007年に当時ACミランのカカーが受賞して以降、レアル・マドリードのルカ・モドリッチが受賞する2018年まで、この2人が賞を取り続けていた。それだけ素晴らしい選手なのだが、今の時代には彼らほどの飛び抜けた実力者はおらず、メッシとC・ロナウドも衰えが見えてきた。今後は異なった選手が獲得することが予想できる。

英『90min』では今後バロンドールを獲得する可能性のあるヤング・タレントを25名挙げており、その中でも今後メッシとC・ロナウドに並ぶ可能性があるのはマンチェスター・シティのフィル・フォーデンか。現状若手ではパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペとボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドの2人が飛び抜けているとされているが、彼も評価を上げている選手の一人だ。

既に所属クラブであるマンチェスター・シティでは中心選手であるフォーデン。ダビド・シルバの後継者としてインサイドハーフでの台頭が期待されていたが、今では左ウイングやセンターフォワードなど複数のポジジョンを高いレベルでこなす選手に成長しており、今季だけに限れば存在感はケビン・デ・ブライネをも凌ぐ。また、中盤の選手でありながら得点力も兼ね備えており、チームトップの3得点を記録している。

その年に最も活躍した選手が受賞するバロンドール。フォーデンではシティでもイングランド代表でも世界一に輝くことができる選手であり、今後は受賞の可能性も高いだろう。

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