ビッグクラブでも問題なく通用する? セリエAで急成長した“万能ストライカー”

フィオレンティーナで活躍するヴラホビッチ photo/Getty Images

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「準備は万端だと思う」

現在、セリエAで大きな影響力を誇っている中堅クラブの若手ストライカー。そう聞けば、人は誰を思い浮かべるだろうか。おそらく、多くの支持を集めるのは、フィオレンティーナのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチではないだろうか。

昨季セリエAでブレイクを果たし、2021-22シーズンもここまでリーグ戦8得点を挙げているヴラホビッチ。これは現時点におけるセリエA得点ランキング3位の数字。オフシーズンを挟んでも、若手FWの勢いは健在だ。少し気は早いかもしれないが、ワールドクラスへの道筋は見えてきた。そう言っても差し支えはないだろう。

実際、昨今の活躍を受けて、現在のヴラホビッチはビッグクラブからも熱視線を受ける存在になっている。伊『Calciomercato』によると、フィオレンティーナとの契約延長交渉が破談となった同選手には、現在レアル・マドリードやユヴェントスなどが興味を示しているとのこと。ステップアップが実現し、そこでも得点量産となれば、いよいよワールドクラスとの評価はついてくるはずだ。
「ヴラホビッチは非常に現代的なストライカーだ。常にスタイルを変化させる器用さは本当に素晴らしいよ。ボールをキープすることもできるし、キックも強くて一定のスピードもある。まだ若い選手だけど、さらにレベルの高いチームに行く準備は万端だと思うよ。今の彼は将来偉大な選手になるためのすべてを示している」(伊『Gazzetta dello SPort』より)

そんなヴラホビッチに関しては、元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノ氏もこのように称賛の言葉を送っている。190cmの長身を武器としながら、巧みなポジショニング取りで相手を出し抜きゴールを奪うこともできる同選手。まさに何でもできる“万能FW”に成長したと言っていいが、彼はそう遠くない未来にさらなるレベルアップを遂げることとなるのだろうか。セルビアが誇る大器の今後には引き続き注目したい。

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