ルカクに代わるストライカーは…… ベルギー代表のピークは過ぎてしまったのか

ルカク抜きで今回の代表戦を戦ったベルギー代表 photo/Getty Images

続きを見る

トップクラスのレベルにはない

ワールドカップ・カタール大会に向けたヨーロッパ予選が行われており、ベルギー代表は無敗で本大会への出場を決めている。さすがの強さを見せたベルギーだが、今回はエースストライカーであるロメル・ルカクを怪我で欠いた中で試合が行われた。

代役としてはエストニア戦でクリスティアン・ベンテケが、ウェールズ戦ではディボック・オリギが最前線でのターゲットマンを務めたが、やはりルカクと比べポストプレイでの物足りなさは感じられた。更に引き分けとなったウェールズ戦ではエデン・アザールもベンチ外となっており、ルカク、アザールの二大巨頭を欠く中で今回の代表戦を戦っている。

結果としてはエストニアに3-1で勝利、ウェールズに1-1でのドローとなったわけだが、カタール大会での優勝候補とされるチームの実力ではなかった。ルカクの後釜という立ち位置ではクラブ・ブルージュのチャールズ・デ・ケテラエルが前線を活性化させていたが、まだ20歳と若い選手だ。2列目で違いを作れる選手がケビン・デ・ブライネしかいないのも苦しい。現状では兄エデンよりも評価されているといわれている弟トルガン・アザールもそこまで存在感のある選手ではなく、デ・ブライネの前ではかすんでしまう。

E・アザールのパフォーマンス低下もあり、2022年の本大会までに新たなチームを作らなければならないベルギー代表。このままではEURO2020同様にベスト8あたりでの敗退が目に見えており、ロベルト・マルティネス監督のもとチームの再構築を行うべきか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ