彼の存在でジョタはもっと活きる 怪我から復活したリヴァプールMFのズバ抜けた配球レベル

前線にパスを供給するチアゴ photo/Getty Images

チアゴはアーセナル戦に先発

リヴァプールはプレミアリーグ第12節で、アーセナルと対戦して2-1で勝利した。第5節のクリスタル・パレス戦以来となるスタメン復帰を果たしたチアゴが、再三持ち味を発揮してチームを勝利に導いた。

チアゴは左インサイドハーフに入ると、何度も縦パスを供給。足元の技術とパス精度の高さではチーム随一の男は、25分には最前線から相手のCBとボランチのスペースに落ちてくるディオゴ・ジョタに楔のパスを入れてチャンスを作る。

ジョタに対して中央を固めて侵入を防ごうとしたアーセナル。しかしチアゴは素早いキックを使ったり、一度タイミングを外しながらスペースにボールを入れるなどの工夫を施すことで、相手の守備をかいくぐりパスを通していた。

2-2のドローに終わったブライトン戦や敗戦したウェストハム戦などここ数試合のリヴァプールは、中盤を固められてサイドから仕掛けることしかできず、終盤の攻撃には手詰まり感が見受けられた。ウェストハム戦もチアゴは途中出場を果たしたが、アーセナル戦のように前半から彼が強引に中央をこじ開けるようなパスを出せていれば、勝利へとつながったかもしれない。

怪我の影響もあり、チアゴがフィットするまでには時間がかかっている。それでも出場すればハイレベルなプレイで、チームのクオリティを1つ上げることができるのがチアゴだ。今後も出場機会を増やしていければ、さらにリヴァプールにとって大きな武器となるだろう。

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