チーム得点数の“62.5%”を生み出す2トップ ブンデスで躍動する相性抜群のコンビとは

マインツの前線で躍動するブルカルト(左)とオニシウォ(右)のコンビ photo/Getty Images

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今季ブンデスで非常に興味深い存在に

現在のドイツ・ブンデスリーガにおける最も優秀な前線コンビといえば、どのクラブが擁するユニットか。おそらく、多くの人がまず真っ先に思い浮かべるのは、バイエルン・ミュンヘンで攻撃陣の中核を担うロベルト・レヴァンドフスキとトーマス・ミュラーの2人かもしれない。

得点を量産するレヴァンドフスキと、彼に決定的なラストパスを供給するミュラー。その連係はリーグ随一のレベルを誇っていると言っていい。ここまで、前者は14ゴールで得点ランキングを牽引し、後者は9アシストでアシストランキングを牽引中。こうした部分を見ても、この2人は理想的な攻撃ユニットであること窺い知ることができる。

しかし、現在のブンデスにはほかにも注目すべきコンビがいる。そのコンビとは、現在10位につけるマインツのカリム・オニシウォとジョナサン・ブルカルトだ。
今季はボ・スヴェンソン監督が採用する[3-1-4-2]システムの2トップとして機能する両名。188cmの長身を活かした巧みなポストプレイで前線のサポート役をこなすオニシウォ(10試合1G6A)と、彼が作った決定機を逃すことなく仕留めるブルカルト(12試合6G1A)のコンビネーションは、マインツの攻撃陣にとって必要不可欠だ。2021-22シーズン、彼らがここまでに絡んだリーグ戦での得点数は実に「10」。これは、今季マインツが記録している総得点(16得点)の62.5%にあたるというのだから驚きだ。

「僕たちはお互いをよく知っているし、それぞれの特長を理解するためにピッチ外でもよく一緒にいるんだ。そのおかげで、僕らのコンビネーションは最近絶好調なのさ。この良い状況も、相互理解をさらに深めるためには役立っているね。ジョニーとはこのまま上手くプレイし続けたいよ」(独『SWR』より)

そんなブルカルトとの連係については、オニシウォもこのように自信のほどを語っている。そこまで派手な存在でこそないものの、ブンデスの中堅クラブで絶妙なコンビネーションを披露する前線ユニット。もしかすると、彼らはいずれレヴァンドフスキ&ミュラーにも匹敵するコンビなるかもしれない。

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