シャビ・バルサの主軸となるプレイメイカー 売却が囁かれる中で見せたハイパフォーマンス

攻守で躍動したデ・ヨング photo/Getty Images

彼の放出はあり得ない

クラブOBであるシャビ・エルナンデスが新監督に就任したバルセロナ。リーガ・エスパニョーラでも勝てない難しい状態で就任となったシャビだが、まずはエスパニョール戦を1-0で勝利している。終盤にはピンチの連続であり、楽に勝てた試合ではなかったが、大きな勝ち点3を獲得した。

シャビ初采配で勝利を収めたバルセロナだが、エスパニョール戦で輝きを放ったのはフレンキー・デ・ヨングだ。

オランダの強豪アヤックスから加入したデ・ヨング。加入後から中盤の主要選手として活躍していたが、クラブの財政難とFWの人員不足が重なり、今冬での売却が囁かれていた。あり得ない話ではあったが、エスパニョール戦での活躍を見ればシャビが手放すことはないか。

エスパニョールとのダービーには[4-3-3]で臨んだシャビ・バルサ。デ・ヨングはインサイドハーフとして起用されると、スペースに動き出すフリーランで攻撃を活性化させており、前線で輝きを放っていた。バイタルエリアで前を向いてのチャンスメイクは素晴らしく、チームトップとなる3回のキーパスを記録している。

ゴールこそなかったものの、中盤で自身の能力を最大限にアピールしたデ・ヨング。今のバルセロナで数少ないワールドクラスの選手であり、今後のチームの主軸となるのはオランダ代表MFとなるだろう(データは『WhoScored.com』より)。

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