まるでイニエスタのようなウイング起用 シャビ新監督が初陣で見せた秘策

左ウイングで出場したガビ photo/Getty Images

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ガビのパスからPKを獲得

リーガ・エスパニョーラ第14節でバルセロナはエスパニョールと対戦。シャビ・エルナンデス監督の初陣となった一戦は1点を守り切って1-0で勝利した。この試合左ウイングで起用されたガビは、ゴールにつながるプレイを披露した。

[4-1-2-3]のシステムで初戦のメンバーを組んだシャビ監督。若手選手を積極的に起用すると、中盤が本職のガビを左ウイングに配置してスタートした。するとガビはサイドに張るだけでなく、中央に入り起点となるなど自身のプレイスタイルを活かした攻撃でチームを活性化させる。

すると48分、ガビのスルーパスに抜け出したメンフィス・デパイが倒されてPKを獲得。デパイが確実に決めて1点を先制。このゴールを最後まで守り、勝ち点3を獲得した。

シャビ新体制での初ゴールを生み出したのはガビだった。同選手は一度ボールを後ろに下げると、相手のマークをすり抜けて簡単にフリーになる。再びボールを受けると、絶妙なタイミングでデパイにパスを出して決定機を作り上げた。

ジョゼップ・グアルディオラ監督時代に、アンドレス・イニエスタがウイングを務めていた時を彷彿とさせるプレイだったといえる。当時そのイニエスタの後ろでサポートしていた現指揮官が、ガビに彼のようなプレイを望んだのかもしれない。シャビの引き出しには、こういったアイデアも潜んでいるようだ。

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